昔よく行った圓通寺の近くを通りかかり、行こう!と閃いた。
何年ぶりかな?いや、もしかして何十年ぶりとかかな?
借景でとても有名なこのお寺。
以前、某大学の建築学科に勤めていた時に、「京都で借景といえばまずこのお寺」と知って、学生さんたち何人かと一緒に来たのが最初だったはず。
それから、時々ふとこの景色を見たくて何回か来たことがある。
前回来たときは、高層マンションが建つからこの借景が見られなくなると、署名活動が行われていて、署名したの覚えてる。
よかった、無事、守られたみたい。
いちど壊れたものは二度と戻せない。先人が残したこの景色をずっとずっと守っていくのが現代人の務めではないかとおもう。
この借景のために、柱の位置も、縁側の高さも、畳の距離も、全部計算して作られている。
見る位置によっても、また天気や季節によっても、借景は変わる。それが借景の素晴らしいところ。
昔の人の美学。はるか昔からこの景色を何人の人が見てきたんやろう~
観光客ゼロ、平日の昼間というのもあって、誰もいない。一人だけ、女性が私と同じように借景を見に来てた。彼女が話しかけてきてくれて、1年前から京都に住んでると。なんとも心の澄んだ人で、のんびりといろいろ話をすることができて、とっても穏やかな時間だった。
こんなこと、このコロナ期間ならではかもな〜
昨日からいよいよレッスンも再開して、やっぱり楽しいね!
ギタリストさんも来てくれて、踊る、身体目いっぱい動かす、汗かく、って気持ちいい。
生徒さんには、家でできなかったエスコビージャを思いっきりやってもらったが、きっと今日は筋肉痛であろう笑