ここのところ、沢山のできないことが積もり積もって、気持ちは焦る、でも癖は直らない。こう踊りたいのにできない。そんな毎日で、とうしよう、時間がないのに、あぁ踊りたくない、、、そんな気分になっていた。
そんな中。
昨日からコンチャのカンティーニャスのクラスを受けているのだが、今日、コンチャが話してくれたことに、思わず涙が溢れそうになって、こらえた。
今の自分に染み渡る言葉だった。
でも、アイレは、あなたのもの。
あなたの中から出てくるもの。
私はこう踊るけど、みんな違ってていいのよ。」
「考えていたら踊れない。
踊っていて気持ちいい感覚で踊ったらいい。
ブラソは右から?左から?下まで?上まで?そんなのはみんな同じ。どこにあろうが同じこと。
あなたが一番踊りたいように踊ればいい。」
「最初は、頭で順番を覚えるけど、その後は、心。頭じゃない。
あなたはあなた。あなたの心は、私は持ってない。私の心もあなたは持ってない。
心はあなただけのもの。心で踊ること、これが一番大切なこと。」
「私は自分が大好きよ。笑
あなたが、あなたを一番好きでなくちゃ。
あなたがあなたの踊りを好きじゃなきゃ。
そうでなきゃ、どうして人に伝わるの?」
例えば日本人で言えば、玉三郎さんのふとあげた手や、ふと傾げた首が、まさにそこだからこそ美しいといえるその位置に、あたかも自然にあるように。
コンチャもそう。
本当に自然に、美しい。
長い年月をかけて、研ぎ澄まされ、感じたままに、、、まさに、「芸術」なんだよなあ。。。
あの空気、なんなんだろう
柔らかくもあり、鋭くもあり、力強くもあり、包みこむようでもあり、、、
クラスの最後に、私達を前にして、カンティーニャスを進んだところまで一人で踊ってくれた。
なんて感動的なんだろうか、この人の踊りは、、、
もう、フラメンコだから、とかそんなの抜きにして、なにかとても神々しいものを見ている気がした。
後二日、コンチャのアイレにしっかり触れよう。
追記
このブログを書いてすぐ、この方のブログをたまたま読んだ。なんとタイムリーな!コンチャが話していたこととあまりにシンクロしている。素晴らしい内容。同じ日に同じ「心」の話しに触れるということは、きっと今私にとても必要なことなんだ、と勝手に確信してます。
ミゲル・フニの奥様のブログです。
何度も読みたいので、ここにメモる!