月曜日、ガルロチに行ってきた!
ペドロ・コルドバは、何度も来日していて、人間性もお茶目で、日本でもファンが多い。
私もすごく好きな踊り手の一人。何度か習ったことや、一緒に舞台に立たせてもらったこともあるから、私のことも覚えてくれていて嬉しい限り。
始まる前に楽屋に挨拶に行ったら「ワー!ゲンキー!」と。
ペドロ、ちょっと老けた?笑
(もちろん言わへんけど)
(てか向こうも思てたりして)
いざ席に着くと、、、、え~、お客さん、ちょーすくないやん、、、、
月曜が一番少ないらしいが、ほんま、お客さんの方が緊張するなぁ、くらい少ない。。。
日曜日を休演にするくらいやったら、月曜を休演にしたらええのに、っておもったりする。
ペドロは、1部はソレアポルブレリア、2部はリクエストに応えてくれて、マルティネーテ。
私はペドロの3拍子がすごく好きで、あ~そうそう、これがペドロ節だなぁと。怒涛のレマテ。何度もオレー!
マルティネーテは、途切れない緊張感と、あのコンパス感で、ぐいぐい引き込まれる。
踊り終わった後、「キョウハチョットムツカシカッタ。昨日休みでいろいろ歩きまわって、フィエスタしてボラチョになっちゃったから~」とか言ってたけど、それであれかいっ!?
お客さんも少ないもんな、そりゃあ、人間だもの。いい時もイマイチな時もあるよね。
また来るからね!って約束して、ガルロチを出る。
ちなみに、ペドロが連れてきた2人のバイラオーラも凄い。けど、ごめん、やっぱ、べレンを連れてきてほしかったなぁ、、、と、べレン好きの私は正直思う。
ペドロと言えば、振付家としても凄いと思ったことがあった。
前に、ペドロをゲストに迎えた公演に参加した時の話。
群舞のグアヒーラを3日間で振りつけてくれるって言うので、ペドロの振付とかめっちゃやばいやん!めっちゃむずいやん!しかも3日間でうちらにできんの?!と、みんなで心配してた。
けど、そんな心配をよそに、あれよあれよとグアヒーラは完成していくわけです。
素晴らしい振付家と言うのは、瞬時に、その群舞に出演するメンバーの能力を見極める。
そして、その能力に最もふさわしい振付をする。
でも、簡単な振りであったとしても、決して見栄えのしない振りはしない。
頭の中に完成予想図はすでに出来上がっていて、フォーメーションも振付と同時にする。
でもって、フォーメーションがおもしろい。
だから、たったの、たったの3日間で、グアヒーラを一曲、すべて完璧に仕上げてしまった。
そして、この舞台を見に来た友人が、皆声をそろえて、今まで見てきた中で一番印象に残る群舞だった、と言った。
いろんな舞台に携わって、たくさんの舞台経験をしてきている人だからこそ、こういうことができるんだなぁと、本当に驚いたもんです。
おそるべし、です。
とにかく、またペドロみたいのでガルロチ行きまーす。