服部亜希子 フラメンコ ♡なんでも詰め込め日記♡

フラメンコのこと、旅行のこと、どーでもいいこと、書きたいときに書きたいことを♪

ありがとうございました!!

第32回フラメンコ協会主催新人公演、 群舞部門奨励賞受賞いたしました。

 

会場までわざわざ応援にきてくださった方々、配信をご覧くださった方々、頑張ってと声をかけてくださった方々、本当にありがとうございました!

 

そして祝福のお言葉をたくさんいただきまして、ありがとうございます!

 

なにかあまり実感というものもないのですが、おめでとうと言われると実感がわいてくるものですね。

元々は、「一緒にやらない?」と誘ってもらったのが始まりでした。

エセンシアの発表会が近いし、やれるかなーどうしようかなーと思ったけど、こんなに大好きで尊敬する仲間が集まって青春できる事なんてもう人生これからないだろうなぁ~と思い、やろう!と決断しました。

 

振付け、構成は今枝先生にお願いして。

先生も本当に大変だったと思います。

めちゃくちゃ研究熱心で知識も豊富な先生ですが、さらにアバンドラオの研究探求を重ねて下さり(先生のメモ帳がびっしりだったのを覚えています)、ここまでの作品を仕上げてくださいました。

そして音楽を宇根さんと最初に作り上げてくださり、そこから振付けが始まりました。

 

振付けが仕上がったのがなんと、6月末。

そこから練習を重ねていきますが、分数の壁や、私たち踊り手の技量がないため、ここは変える、ここは削る、どんどん変更されていきます。

より良いものにするため、先生は妥協しません。

 

あと1ヶ月しかない、そんな時点でも、どんどんアップデートは繰り返され、みんなは全然そろわないし、

気を抜くと前の振り付けが出てきます笑

これ、ほんまうちら踊れるんやろか???

と、みんなおもってたはず笑

 

「群舞たるや」「群舞の美しさとは」

この理想像を先生は明確に持ってらっしゃいました。

そろえるところは究極にそろえる、個性を出すところは自由に思い切り出す。

手の角度、顔の角度、身体の角度、回転の速度、スカートの動きまでもそろえる、様々なところまで神経をいきわたらせて踊ることはとても神経を使い、大変な事だったけど、これこそが群舞の醍醐味、群舞としての美しさを圧倒的に飛躍させるのだと、今回学びました。

 

7月半ばころには、足の負傷で一人離脱、7月末には私がコロナで離脱。

やっと7人そろって踊れたのが、新人公演本番の週の月曜日でした。

でも、仲間のみんなは、いつもレッスン動画を送ってきてくれて、離脱している私を救ってくれました。

あれがないともまじついていけんかったなぁ~とおもう(苦笑)

仲間のみんなには、本当に感謝しかないです。

 

7月に入ってやっとディエゴと歌の合わせができました。

ディエゴは、アバンドラオスならば、この歌とこの歌を歌ったほうがいい、と、スペイン人ならではの豊かな知識で、とても素敵な歌を選択して歌ってくれることになりました。

そして、歌の長さで、また振付けが変わる笑

分数大丈夫かな、、、もうちょっとスピード上げて、、、

いろいろ微調整していきました。

 

名古屋、岐阜、奈良、京都、各地から集まった仲間なので、そう簡単に会えるわけにもいかず、zoomでみんなで振りの確認、擦り合わせをしたこともありました。

 

大変なこともあったけど、やっぱり今思い返しても、楽しかったことのほうが多かったです。

宇根さんは、曲を覚えるのに本当に、本当に大変だったと思います。

何度もエンサージョしに名古屋まで足を運んでくださって、沢山の決め事も全部覚えてくださいました。ハッとするアドバイスで、私たちが初心に戻ることもできました。

 

ディエゴは、LLAMAS DE FRAGUAS(鉄の炎)という名前を付けてくれて、アバンドラオスの素晴らしい歌を歌ってくれました。

きっと、もっと朗々と歌いたかったと思うけど、分数制限があるから短くしてくれたり、早めに歌ってくれたりと、いろいろコントロールしてくれました。

 

大槻さんは、パンデレタ(タンバリン)を見事に演奏してくださいました。

研究熱心な方なので、陰で相当練習してくださったと思います。

的確なアドバイス、誠実なお人柄、存在全てが私たちに安心感を与えて下さいました。

 

今枝先生は、ずっと諦めることなく、あたたかく、厳しく、フラメンコとは、群舞とは、そしてテクニックの向上、身体づくり、すべてにおいて指導してくださいました。

そして、あの振付けと構成、衣装のデザインまでもを考えて下さった凄い人です。

尊敬と感謝でいっぱいです。

 

一緒に踊った仲間は、志が同じで、本当に心から尊敬するみんな、大好きなみんな、みんなだったからここまで頑張れたと思います。

私がいつかこの世を去るとき、間違いなく思い出される青春のいちページとなりました。

 

最後に、私がこうして好きな事に打ち込めるのは、家族とパートナーの支えが本当に大きいと思っています。

そのことを忘れないで、これからも感謝の心を持ちながら、頑張っていこうと思います!