服部亜希子 フラメンコ ♡なんでも詰め込め日記♡

フラメンコのこと、旅行のこと、どーでもいいこと、書きたいときに書きたいことを♪

フラメンコ合宿か?!

6月29~30日は、特別な週末となりました!

 

29日のスケジュールは、

カルロス・カルボネルのクルシージョ

ロシオ・ロメーロのクルシージョ

そっからの、ヒラルダ特別ライブ

という3本建てで、こりゃ~私の体は持つのか?!なんて不安でありましたが、楽しいと何とかなるもんで笑

 

まずカルロスのクルシージョ。

とにかく楽しかった!あ~こういうの習いたかったねん!というのを教えてくれて。

カルロスが、質問コーナーを設けてくれて、そっから彼自身の考えを話してくれる時間が少しありました。

「ステージに上がったら、お腹の中にずーっとエネルギーを回しておかないといけない。エネルギーはずっと回ってる。ブーンブーンブーンって、こんな風に。(胸の中を指さして。)一瞬たりとも抱えたエネルギーが途絶えたり、無くなることがあってはならないんだよ」

 

「その曲ずつに歴史がある。だからその歴史を学ぶ。そしてそれを蓄える。(食べるふりをして。)それが踊りに出てくる。アレグリアスならこんな感じ、、、ティエントなら、、、タラントなら、、、シギリージャなら、、、」

と言って、いろいろ身振り手振りで表してくれる。

聞いていて、とても勉強になった。この人、踊りのうまい明るいただの女子(男やけど)じゃない!(失礼!)当たり前やっちゅーねん!

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ロシオのクルシージョ。

こちらは、意外にも(?)高難度の振り付けで。。。

カルロスですでに頭がヒートアップしていた私には、覚えるのが大変でしたが笑、それでもとても良いセンティードの振付けでした。

やっぱりスペイン人の振付けって、音が面白いね。

ロシオは優しいし、丁寧だし、大好き。

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さて、そっからいよいよ、ドッキドキのライブ!

すでにわたくし疲労感ただよってましたが、スペイン人の圧倒的なコンパス感が気持ち良すぎて、その疲労もぶっ飛ぶ感じでした。

といっても自分の踊りは、またもや反省だらけ。

私、なんか、からっぽだよなぁ~涙

 

忘れないように書いとく。

 

・ステージの使い方に注意(もっと上手下手を使って大きく動く。そのためには、余裕がいる。焦らない。)

・落ち着く

・頭で考えない

・どう見られるかより、どう踊りたいか

・抜きをはっきり

・もっと感覚を研ぎ澄ませる

・心の中を探る

・殻を破れ!

 

あと志風さんのブログに書いてあったことをコピペしておく。

私にも当てはまる注意だから。

 

「自分の中にあるものをフラメンコとして表現するのではなく、フラメンコを演じている、という感じだったのであります。フラメンコが彼女の外にある、というか。」

「無表情に近いほど変化がないように思えました。表情も踊りのうちではないでしょうか。」

「一つ一つの動きに気持ちを込め、センティードがあり、伝えよう、という意思が必要」

「次の振りが気になって、一つ一つの振りをやりきれてない感じがある。胸をもっと開き、手を伸ばす時は意識を手の先まで持ってきていっぱいに伸ばす」

 

さて、反省はここまでとして。

ライブの内容は、まあものすごいものでした。

何といってもカルロスは、とてつもないエネルギーと感性で、観客の目をくぎ付けにしていたと思います。彼の中には物語があるんだな、って踊りを見ていて感じました。

ロシオは、前半抑えていたサルバヘが後半に行くにつれ増長されて、はぁ~~~!フラメンコだ、、、って、感動してしまった。

泰子さんは、ん~、もう日本人じゃないな笑

泰子さんは、スペイン人アーティストからの絶対的な信頼と、泰子さんが彼らに対してものすごくレスぺトがあるから、そして、ちゃんと「のっかる」、逆に「指示する」、ってことが完璧にできてる。だから、その関係性が見事に踊りとなって全部出ている、そんな気がした。

 

そして、今回思ったことは、踊りはその人の本質が出るということ。

前々から思っていたけど、改めて感じた。

サルバヘであっても品格がある、それってその人の本質が在るから、って感じ。

 

アーティストは内面も磨かないといけない、とはそういうことだな~っておもう。

 

ということで、またドカンと大きな課題をもらえたライブでありました!

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続く、、、