少し前になりますが。
「カンテに寄り添うレッスン」をやりました。
あまりキャリアのない生徒さんは、まだまだ「?」という感じではあったけど(それでも頑張って知ろうとしてくれてたのがありがたい!)、まずは、「カンテと合わすことが大事なんだ」ということを頭に入れておいてもらうだけでも違うかと思います。
私がフラメンコをやり始めたころは、ここを知ることがなかったので、歌の大切さや、即興についても、だいぶたってからその大切さを知りました。
もっと早く知ってれば、、、そう思うからこそ、私の教室では、こういうレッスンを時々挟んでいきたいと、ずっと思ってました。
カンテさんを呼んで、いろんなバリエーションを歌ってもらって、みんな奮闘しましたね~!
できても、できなくても、なんでもいいんです!
とにかく、何度もチャレンジして、感覚を育てることが一番。
何度もたくさん失敗して、あるとき、あ!みたいな、確信でもまぐれでもどっちでもいい、カンテにより添えた瞬間を味わえるときがくると思います。
でもこれが厄介なことに、自転車の乗り方のように、一回乗れればずっと乗れる、というものでもなく。
やっぱりカンテと踊りは「会話」だから、友達といつも同じ会話して全く同じ返答をしないのと同じで、そのときそのときの状況で、まったく変わります。
だから、楽しいし難しい、、、世の中でもフラメンコでも、コミュニケーション能力が求められるね笑
今回のレッスンで気づいたと思いますが、だから、マルカールが大事なんです。
歌を聴く、待つ、その時、ボーっと立っているわけにはいきません。
リズムを刻んでいないといけません。
マルカールができないと、何にもできないっちゅうわけなんですよね。
でもそのマルカールが、コンパスとずれている、足がもつれてる、なんか変、みたいだと、成り立たんわけです。
ということで、マルカールがなぜ大事なのか、よくわかってもらえたと思います。
わたしも、自戒のために書いてます笑
振付にとらわれず、基礎のマルカールを丁寧にやってくださいね!