最近、生徒さんを見ていて思うことをちょこっと書いてみようかと思います。もちろん、自分にもいつも言い聞かせていることです。
踊りの上達に欠かせないのは、練習はもちろんそうなんですが、その前に、
・観察力
・模倣力
・イメージ力
は絶対必要だと思います。
この人すごいなって人は、誰もが例外なく、観察力と模倣力がめちゃくちゃ優れてます。形態模写めちゃくちゃうまいです。
模倣する能力の高い人は、すぐにコピーできちゃって、で、自分の持つイメージと合わせて、すぐに自分の形にしちゃいます。
要するに、これがセンスのいい人ですよね。
人のコピーなんてしなくても、自分のイメージですぐに形になる人もいます。
こっちはもう、センスの塊な人ですね。
羨ましい限り。
さてさて、自分の身体をよく知らないと、観察→模倣まで時間かかります。
視覚から得た映像で、自分が頭で思ってる形と、実際自分の体が取ってる形のギャップを、どこまで少なくできるか、なんです。
なので、自分の身体が思い通り動かせる人は、この時間がとっても短くて済みます。
コピーする対象の人の、顔はどこを向いてるか、どこにブラソがあるか、身体の角度は、足の位置はどこか、めちゃくちゃ見る。
見て、自分の身体はどうしたらそうなるか、さっき言った「ギャップ」をどんどんなくしていく。
ここが地道な自主練です。
振りを身体に叩き込むなんてのは、練習の準備段階です。そのあとのこの段階がめちゃくちゃ大事。
ここをあきらめてはいけない。
同じ人間なんだから、ある程度は似た形にはなるはず。
細身、がっしり、高身長、低身長、足や腕の長さや骨格で、全く同じにはならないけど、それこそが個性。
そして、できるだけ近づけたら、あとは自分のイメージ力でまとめあげていく。
ここが、ただのコピーにならないために必要な段階です。