日曜日は、和太鼓のパイセンと、山登りDAYでした!
和太鼓パイセン達は、毎月1回山に登ります。
私はそのチームになぜか入ることになり、なぜか今のところ毎月参加している優秀なメンバーのひとりとなったわけで。
別に山に詳しくもなく、どんな山に登りたいという欲望もなく、ただただ「ついていきまーす!」な私は、登る山の名前と場所を聞いたところで、いつも、
「ふ~ん(゜-゜)」
山登りに何かを求めているわけではない。
例えば、「○○を制覇する」とか、「山登りの技術を向上させる」とかとは無縁。
ただただ、良い天気に登って、良い景色を見て、山ランチを楽しんで、あ~楽しかった~♪うふふ~あはは~♪ってのを信条とする軟弱野郎。
(一応フラメンコのための体力と筋力アップのつもりで行っているのではあるが。)
しかし、その日、山の神はそんな私に、「なめとんか、わ~れ~」と、軽くアッパーをくらわしたのです。
その日、天気は晴れ。雨は大丈夫そうやな~~。ただ、登山口付近の駐車場についた時点で、風がやたら強い。
これやと頂上はきっと寒いやろうなぁ~、とは思ったが、まあたくさん防寒着は持ってきたしオッケー!と、なぞの余裕。
登山口までは緩やかな坂でぽかぽか暖かく、あれ?さっきまでの風は?くらいの穏やかさ。下には川が流れて、なんて素敵な景色でしょう♪
ルンルン気分で登山口に到着。いよいよ本格的に登山開始。
あーーーーー、きついわ。のっけからきついわ、、、
まあでもしゃーない。こんなもんやな、山登りは。
なんつって思いながら登り始めたら、なんか、風が異常にきつくなってきた。
というか、たぶんさっきまでは山の谷間やったからこの風をうまい具合に避けてただけかも。
樹林があるのに、すごい風。これ、稜線にでたら大変ちゃうか?
まあそんなことを思いながらも、着々とカゼニモマケズ、又三郎のごとくのぼっていく我々。
しか~しっっ!
登るにつれ、風がもうほんまやばい!!!どんくらいやばいって、もう歩くのもはばかれるほど。相当踏ん張らないといけないくらい。
パイセンのウィンドシェルが、風にあおられバタバタと音を立て、ムササビみたいになっとる。もうそのまま飛んでいってまうんちゃうか?!
ついでにアラレみたいなんもふってきた。
なんすか、コレ?!?!
風とアラレで、顔面イタイ!耳もイタイ!手もイタイ!!
どなたか、私に耳あてと手袋をください(;O;)
天気の下調べもさらさらしてないペーペーのあたいは、ニット帽も手袋もつけてない。
こらあかんわ。
ビューーービューーーの風になすすべもなく、立ち尽くす。
木で風をよけようと試みるが、一ミリも効果なし。
割と危機的状況にワクワクするタイプの私ではあるが、なんせ風がきつすぎて寒すぎる!!
私は暑さには相当耐えられる自信はあるが、寒さにはからっきし弱いのである。
今までパイセンに反抗したことのない従順な私であったが、この時ばかりは思わずパイセンに一言。
「これでもまだ登ります?」
言うてもたがな。
その言葉にパイセンも、「せやなぁ、ちょっと今考えてる。降りたほうがええかな」
って。
それを聞いて、私が心の中でガッツポーズをしたのはナイショ。
パイセンが、勇気ある英断をし、我々は強風の中、下山を開始。
しかし、登山口までなかなかたどり着かず、あれ?意外と登ってきてたんやなぁ。
山も、下り始めると風が弱まってくる。
そうなってくると、せっかくここまで登ったんやし、やっぱり登ろか、というわけわからん三流キャンブラー魂が湧いてくる。
そう、これが煩悩というもの。
いやいやいやいや、あかんやろ。死ぬで。あんた帽子も手袋もないやんか。
風が弱まったように思えるのも、下に降りてきてるからや。
、、、、と言い切かし、そのままおり続ける。
そうして、無事に登山口までおりてきた。
今回、山の神の洗礼を受け、山をなめまくっていた私は学びました。
やっぱり、山をなめたらあかん。
天気の下調べはちゃんとせよ。
手袋とニット帽はかならず常備せよ。
こんな、あほかっちゅーくらい基礎的なことを笑
結局、登山口の下の川原で、ランチを食べ、帰ってきました。
が、この川原が私の大好きなカナダを思い出すほどなんとも美しく、水は透明で、私は逆に、頂上よりここでよかったと心の底から思ったということも、内緒にしておきます。