日本のフラメンコ界にとって、とてもとても大切な方が旅立たれました。
その方がオーナーの、カサ・デ・エスペランサという東京に50年ほど前からあるタブラオは、私にとってずっと踊ってみたい場所でした。
縁あって、出演させてもらえることになったときは嬉しかったなあ〜。
新人公演では、推薦人になってくださって。遠距離なのでいつも郵送のやりとりだったから、東京に行った時にお礼を言いに行ったら、「また踊ってよ」って。
でも、私はすごく自分の踊りに悩んでいた時で、「今自信喪失してるんです〜。これを乗り越えたら〜」なんて言ったら、「そうなの?なんでよ。頑張ってよ!遠いのにわざわざ来てくれてありがとうね」って。
会えばいつも優しい笑顔で包んでくださって。
こんな私の踊りを褒めてくださったこと、私の心の燃料となりました。忘れません。
遠距離なため、なかなかお顔を見ることもできずにいました。
ご病気で入院中と知ったのは先週。
でも、絶対にまた会える、と願ってました。
寂しいです。
もっともっとお話ししたかったです。田代さん。ゆっくりお休みくださいね。そして、あちらでもエスペランサで楽しくフラメンコしてくださいね。