「日本のフラメンコの聖地」、といっても過言ではない、タブラオフラメンコ「ガルロチ」が、閉店することになりました。
もしかして、、、と、ずっと心配していたので、お知らせを聞いたときは、ある程度の覚悟はあったけど、かなりショックでした。
ガルロチの前身は、エル・フラメンコというタブラオでした。
私もまだフラメンコを始めてしばらくの頃に連れて行ってもらい、「ここがエル・フラメンコか〜!」と感動したものです。
エル・フラメンコもガルロチも、スペインで超一流のアーティストを招聘して、私達にそのアルテを感じるチャンスを与えてくれました。
スペインでも、こんな凄いメンバーは見れないな、という人ばかりを日本に呼んでくださっていたのです。
さらには、それらのスペイン人アーティスト達のクルシージョを受けることができたり、彼らと共演させてもらえたりという、沢山の恩恵を受けることができました。
それが、コロナによって、スペイン人アーティストが日本に来れなくなり。
先行きも不透明で、、、、こうなってしまうことは仕方がないこととはいえ、フラメンコをしている者にとって、ガルロチがなくなるということは、あまりにも大きすぎる損失です。
誰のせいにもできないけど、ただただ悔やまれる。
ガルロチの経営者様、スタッフ様には、本当に感謝しかありません。
私もほんの数回ではありますが、ガルロチで踊ることができました。
初めてガルロチで踊れると決まった時は、ひとつ夢が叶ったな、とおもったものです。
そして、エル・フラメンコやガルロチで観た沢山のスペイン人アーティストの思い出も、ずっと永遠に心の金庫にしまっておこうと思います。
これからどうなるかわかりませんが、また新しい風が吹き、新しく何かが始まる、そんな世の中になることを心から祈ります。
バルージョを観にいったときのガルロチ。