服部亜希子 フラメンコ ♡なんでも詰め込め日記♡

フラメンコのこと、旅行のこと、どーでもいいこと、書きたいときに書きたいことを♪

アメリカの警官ってかなり威圧的だ、という話をします

数年前に、アメリカを旅行した時のこと。

友達と2人でグランドサークルを周る旅をした。

友達はアメリカに住んでて、私は国際免許証を持っていって、2人で運転を交代しながら旅をした。

 

ある日、私がハイウェイを運転していた時のこと。

バックミラーを確認したら、後方でサイレンは鳴らさず、パトランプを点灯させたパトカーが走ってきている。

なんだなんだ?と思った。

別にスピードオーバーもしていないし、車の流れに沿って一応走ってるし。

私のはずはないな。

その時は、まさか自分がターゲットだとは思わず、パトカーの邪魔にならないようにしないとな、と気を付けながら走り続けていた。

 

そしたら、私のすぐ後ろだったかにパトカーがぴたりとついて、何かスピーカーでいわれた。

私はわかんなかったけど、友達が「私らや!横によって止めなあかんわ!」と言ったので、私はびっくりして、急いで、車を端に寄せて、停止した。

 

なんで私?!

日本じゃない。ここはアメリカ。私は旅行者。

英語だって、早口でまくしたてられたら何言ってるかわかんない。

日本に帰れなくなる?!?!

一瞬でいろんなこと考えて、心臓が飛び出そうにバクバクした。

 

後ろに止まったパトカーから、ごっついいかつい警官が一人おりてきた。

「なぜすぐに止まらなかった!!!!」

「いますぐ降りろ!!!!」

と、ものすごい声と、剣幕で、叫ばれた。

 

ただただ怖かった。

急いで車を降りたら、彼が寄ってきて、

「IDを出せ!!!」

「@×△●;‘*?”#%!!!!(何言ってるかわからんがとにかく怖い)」

 

とにかく、ものすごい勢いで威圧し続ける。

パニックになってるから、何言ってるか聞き取れない。

友達に通訳してって頼もうとしたら、

「黙れ!!!!」

そして、私の友達にむかって、

「お前は黙ってろ!!!!」

 

日本の警官とは全然違った。

その対応は、あまりにも違った。

 

震える声で、

「免許証とパスポートが後ろのトランクのカバンにあります」

って言ったら、

「出せ!!!」

 

めちゃめちゃ怖い。とにかく怖い。

どうみたって、私たちは細身のアジア人女性。

こんな小娘相手にそこまで威圧する必要あるのか?

 

免許証とパスポートを取りに行き、彼に見せた。

多分震えてたかも。

 

それを見て彼。

なんと態度が一変した。

 

「日本から来たの?!旅行者?!」

「注意しているのに走り続けていたし、ずっと追い越し車線を走ったらダメなんだよ」

 

ドラッグをやってるドライバーとでも思ってたかもしれない。

そのあと、確かその時に罰金や罰則はなかったが、何か記録され、アメリカを出るまで違反を起こさなければこれは無効になるから、と注意を受けた。

 

「前に日本に行ったことあるよ。いい所だね」

「どなって悪かったね」

「Have a nice trip!」

 

最後に彼はこう言って、さわやかに笑顔で去っていったのである。

 

この態度の急変ぶりに、本当に驚いたものである。

なら、なんで最初からあんな威圧的でなく、もうちょっと普通に接してくれないの?と。

 

この話を、何人かのアメリカに住んでる友達に話してみたら、私の意見とは大違いで、その警官の態度にみんな納得していた。

アメリカは多民族国家だし、中には銃を持ち歩いてる人もいるし、ドラッグをやってる人も普通にいる。

警官が、ものすごい威圧的な態度なのは、彼らの身を守るためにも当然のこと。

日本の警官とは全然違って当たり前。

 

なるほどなぁ~とおもった。

そういう国なんだな、アメリカっていう国は。

日本であんな威圧的な警官に会ったことない。

交通違反で切符きられるときなんて、なんならこっちが文句言って、警官のほうが「ごめんね~、わるいね~」みたいな時さえある。

 

どちらがいいとか悪いじゃない。

住む国の持つ要素によって、こんなにも差が生まれるってことを知っとかないといけないってことだ。