去年の新人公演が終わったときに、書き留めていた。
公開してもいいかなって思えたのは、少しだけ自分を認めれるようになったからかな。
あさってが、パパの命日だからかな。
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「おばあになって、いつか読みなおして、そんなことあったなーって、笑って思い出せるように。自分のこと、今まで一回も認めれたことなかったけど、少しだけもしかして認めてもいいところもあるのかなって、そう思えた出来事を記念に、記録に残しておこうと思う。
2017年8月19日(土)
フラメンコルネサンス21 第26回新人公演 奨励賞受賞
まさか、賞なんて取れると思ってなかったけど。
でも、人生で一回もチャレンジをして一人で賞を取ったことなんてなかったし、一度くらいこんな経験したいな、とは思ってた。
パパが亡くなった、きっとそれがなかったら絶対にチャレンジしてない。
どうしてもパパに伝えたかったしみてほしかったし。
パパに見せたい、それだけのいわば自己満足から始まったけど、絶対パパ、あのとき見に来てくれてた。
出演が2回目ということもあって、少し精神的に余裕はあったかな。
あと、いよいよ白熱してくる直前の時期に、家族で沖縄に旅行に行き、全く違う環境で自然に触れたことが気分転換になってよかったのかもしれない。
シギリージャの振りを、7分半に縮めるのも、すんなり決まったし。
衣装も、生地が間に合わないかも、っていうのに、普通に仕上がったし。
靴も、本番には間に合わないかも、っていうのに、普通に届いたし。
結構何もかもがすんなりいった。
逆に1回目のときは、いろいろしんどかったのを覚えてる。
1回目はどちらかと言うと「出てみたい」と言う好奇心で出ただけだったから、あとから押し寄せてきた現実に押しつぶされそうになった。
エンサージョも楽しいというよりは、毎回つらく、しんどく、東京から泣いて新幹線で帰ってきたことも覚えている。
今から思えば、振付けもぎりぎりまであーでもない、こーでもないと迷ってもがいていた。
今回は練習も、すごく楽しかった。もちろんしんどいけど、吸収するのがすごく楽しかった。エンサージョも楽しかった。
うねっち、マヌエル、稲田さんに頼んでよかった。毎回笑いのたえないエンサージョで、なぜかいつも空気がよかった。
泰子さんのシギリージャが大好きだから、そのシギリージャを踊る泰子さんだけを信じて、泰子さんという絶対的信頼をおける船長に導いてもらい、迷うことなくたどり着けた、そんな感覚がある。
この4人の方々には、本当にたくさんの感謝しかない。
「怖さは自分が作る。本当は怖いものなんてない」と励ましてくれたAちゃんのメール
「お父さんに届けて」と、本番直前に届いたSちゃんのメール
遠くから応援に来てくれたIちゃん、Kさん、Yさん、他にもエセンシアの人たちや関西の友達いっぱいいっぱい
東京には来れなくても京都から応援を送ってくれた友人たち、生徒さん達
これつけて踊ってと頭飾りをくれたTちゃん
スタミナつけてと栄養ドリンクグッズをたくさんくれたOちゃん
フェイスパックなどのお手入れグッズをくれたAさん
チケットのカンパをしてくれたYさん
余るチケットをたくさん買いとってくれたYちゃん
チケットさばきを手伝ってくれた東京の友達
いつも背中押してくれるYちん
どんな許しが、傷みがあるのか深めてみて、とヒントをくれたAさん
チューブで身体の作り方を徹底的に教えてくれ、自分にはアルテがあると信じることが本番一番強くなれる方法、と話してくれたI先生
いいだしたらもう切りがないくらいの人に助けられたなぁ
心が折れそうになった時は、なんで出演を決めたのか思い出すようにした。
「パパのために踊る」という気持ち。
パパのあの最期の姿を見てたから。折れずにやれた。
本番は、不思議とすごく集中できた。不思議なくらいうねっちとマヌエルの音が耳に入ってきた。
本番が終わって、楽屋の廊下に出たとき、うねっちと稲田さんがものすごい笑顔だったこと。
TちゃんとNちゃんが客席から飛んできてくれたこと。
そして泰子さんがとびっきりの笑顔で走り寄ってきてくれたこと。
その時初めて、あーちゃんと踊れたんだなぁっておもって。でもここまで「よかった」って言われるのは自分でも「そうなん???」って思うくらいで、そこまで正直実感はなかった。
不思議なもんだなぁ。
でも、ただ一つ、確信してることがある。あそこにパパがいたんだということ。
賞が決まったら、いっぱいメッセージがきた。嬉しかった。
たくさんおめでとうの言葉をもらった。
言葉だけでもうれしいのに、プレゼントもたくさんもらった。
Tちゃん、Iちゃん、Kさんからはお花を。
Sちゃんには欲しかったポーチを。
Kさんはバッグを。(新人公演前にはタオルを)
Aさんはピアスを。
Aさんはボディーエッセンスを。
Tつんには胡蝶蘭を。
Nちゃんはドライベジタブルを。
Mちゃんはシャンパンを。
生徒さんたちはマッサージ機とお風呂グッズを。
Mさん、Mさん、Tさんからはブレスレットを。
ずっと長い間フラメンコを通して仲間であるIちゃん、Yうじ、Kさん、Sちゃん、Aちゃん、Yさんにはお祝いの打ち上げをしてもらった。
(追記:そのあとも、ライブやなにかで友達に会うたびに、おめでとうと言葉をかけてくれ、プレゼントをいただいた。本当にありがたいと心から思った。)
皆さん本当にありがとう!!!
絶対に忘れないように、ここに書き留めておきます。
そして、自分もそういう心遣いのできる人間になれるよう、心も精進します。
そして最後に、パパ、助けてくれてほんとにありがとう!!」
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