服部亜希子 フラメンコ ♡なんでも詰め込め日記♡

フラメンコのこと、旅行のこと、どーでもいいこと、書きたいときに書きたいことを♪

アンドレス・ペーニャを初めて受講して

今年、初めてアンドレス・ペーニャのクルシージョを受けた。

噂で、「ブレリア教えるのがすごくうまい」と聞いてたけど、毎年自分の発表会の時期と重なるもんだから、忙しくて行けたことがなかった。

今年、たった1日の1時間だけ時間取れて行ってきた。

確かに、とっても詳しく、いろんなパターンを教えてくれる。

こういう歌のときは?じゃあ歌がこうなっちゃったら?

じゃあこの歌だとどうだろ?

と、いろいろ歌ってくれて、みんなで踊ってみる。

みんないろいろ、それぞれの感覚で踊るからその都度カオスみたいになるんやけど、一通り踊ったら、一回止めて「なんでこうなったかわかる?」って、説明してくれる。

 

慣れてきたら時々、ひとりずつ。

でもできるかできないかを見てるんじゃなくて、その人の良かった点、もっとこうしたらよかった点をみんなで共有して分析するために見てる。

踊る方は緊張するけど、日本人で、ブレリアがわからないから、もっと知りたいから習いに来てんやから、できなくて当たり前、って思うと失敗していいと思える。

それに、誰かが踊ってるの見てると、同じ気持ちになる。

「そうそう、そうやねん、そうなってまうわ、気持ちわかるわかる!」ってなる。

楽しいのとちょっと緊張したけど、でもすごい勉強になった。

わかってたこともあったけど、わかっててもできないこといっぱい。

そうなのかな?って思ってたことがクリアになったとこもいっぱい。

頭ではわかっても、すぐには反応できないこともいっぱい。

やっぱり1時間じゃまだまだたりない。

 

「レマーテは、2コンパスの物もあるし1コンパスの物もある。1コンパスだと入れやすいけど、2コンパスのは歌の長さに合わすのが難しい。だから、1つの策として、歌の途中ではなく、歌の山が終わってからかける方がいい。」

 

「ここだと思ってかけたレマーテと一緒に歌が終わらなかったら、そのレマーテをもう少し延ばすか、待つか、あるいは終わらせてもう一回歌と一緒に抜けるといい。

でも、あまり待つ場合だと間延びしてしまうのでので、いっそのこと終わらせて歌が落ちるのと同時にもう一回抜ける方がいい。」

 

「レマーテは、できるだけ歌と一緒に抜ける方がいい」

 

「テンションの高い歌で、ずっと上から降ってくるような歌だと、どこで落ちるかわからない。そういうときは、実は歌い手は踊り手がどうしたいかを見ているから、踊り手の方が合図を出す番。レマーテを自由にかけて、自分が主導権を握ると、それに合わせて歌い手は歌ってくれる。

ずっと歌い続けていたら、ずっとなんでもいいからつなげる。歌に合わせようとするのではなく、自分で合図を出すように踊る。」

 

以上、私が行った時のクラスの内容を忘れないために書いておく。

 

アンドレ、言ってた。

「このクラスは、歌が踊りに合わすことはしないから難しいと思うよ。踊りに合わない歌をわざと歌ってるからね。基本的に、歌い手は踊り手を見て歌ってくれるから、歌が合わせてくれるよ。だから今日習ったことを必ずやらなくてもきっとうまく踊れる。でもそうしてたら、いつまでたってもブレリアの楽しさわからないでしょ」

って。

そのとおり。

来年もがんばってうけます。また発表会の時期と重なるだろうけど・・・いけますように。