服部亜希子 フラメンコ ♡なんでも詰め込め日記♡

フラメンコのこと、旅行のこと、どーでもいいこと、書きたいときに書きたいことを♪

コンチャ・バルガスが話してくれたこと

ここのところ、沢山のできないことが積もり積もって、気持ちは焦る、でも癖は直らない。こう踊りたいのにできない。そんな毎日で、とうしよう、時間がないのに、あぁ踊りたくない、、、そんな気分になっていた。

 

そんな中。

 

昨日からコンチャのカンティーニャスのクラスを受けているのだが、今日、コンチャが話してくれたことに、思わず涙が溢れそうになって、こらえた。

今の自分に染み渡る言葉だった。

 

エスコビージャやパルマは練習したらいい。

でも、アイレは、あなたのもの。

あなたの中から出てくるもの。

私はこう踊るけど、みんな違ってていいのよ。」

 

「考えていたら踊れない。
踊っていて気持ちいい感覚で踊ったらいい。
ブラソは右から?左から?下まで?上まで?そんなのはみんな同じ。どこにあろうが同じこと。
あなたが一番踊りたいように踊ればいい。」

 

「最初は、頭で順番を覚えるけど、その後は、心。頭じゃない。

あなたはあなた。あなたの心は、私は持ってない。私の心もあなたは持ってない。

心はあなただけのもの。心で踊ること、これが一番大切なこと。」

 

「私は自分が大好きよ。笑

あなたが、あなたを一番好きでなくちゃ。

あなたがあなたの踊りを好きじゃなきゃ。
そうでなきゃ、どうして人に伝わるの?」

 

 例えば日本人で言えば、玉三郎さんのふとあげた手や、ふと傾げた首が、まさにそこだからこそ美しいといえるその位置に、あたかも自然にあるように。

コンチャもそう。

本当に自然に、美しい。

長い年月をかけて、研ぎ澄まされ、感じたままに、、、まさに、「芸術」なんだよなあ。。。

 

あの空気、なんなんだろう

柔らかくもあり、鋭くもあり、力強くもあり、包みこむようでもあり、、、

 

クラスの最後に、私達を前にして、カンティーニャスを進んだところまで一人で踊ってくれた。

なんて感動的なんだろうか、この人の踊りは、、、

もう、フラメンコだから、とかそんなの抜きにして、なにかとても神々しいものを見ている気がした。

 

後二日、コンチャのアイレにしっかり触れよう。

 

追記

このブログを書いてすぐ、この方のブログをたまたま読んだ。なんとタイムリーな!コンチャが話していたこととあまりにシンクロしている。素晴らしい内容。同じ日に同じ「心」の話しに触れるということは、きっと今私にとても必要なことなんだ、と勝手に確信してます。

ミゲル・フニの奥様のブログです。

何度も読みたいので、ここにメモる!

http://utrera.blog105.fc2.com/blog-entry-759.html