3日間、ダビ・ペレスのクルシージョを受けた。
京都はあまりスペイン人のクルシージョがないので、京都で開催されるのはとってもありがたい~~!
正直、ダビ・ペレスといっても、そんなに良くは知らなかったんやけど。
ここのとこ毎年ずっと来てはんな~とはおもってて、でもいつも発表会の時期と重なるから行けなかった。
今年は、2月の今頃来てくれたから、受けることができたー!
さて、ダビ先生ですが。
いやぁ~教えるの、ま~じでうまいです!!!
しかも、テンション高いし!みんなをのせてくれる。ちょっと感じがベタンソみたい。
丁寧で、進み具合もいい塩梅。振付は、難しすぎることはしない。
あー、この動き、難しい、、、と思っても、なんとかできるとこで止めてくれる笑
それ以上難しいことしたら、私もうアウトです、ってとこまではいかないから、集中できる。(これ私にとっては結構大切で、難しすぎたら途中で頭がストップしてしまって、ますます振りが覚えられん!という悪循環にはまってしまう。)
タンゴ2日間とティエント3日間を受講。
タンゴは、歌2つ分。緩急のある、結構好きな振付!
ティエントは、歌2つ分とエスコビージャを振付完了。
もちろん、振りだけ与えるわけではなく、タンゴやティエントを踊るとき、何が大切か、なんでこうなるか、こういうときはどうしたらいいか、どういう風に持っていくか、どういうニュアンスか、どういうセンティードなのか。必ず細かく説明して、何度も見本を見せてくれる。
これはこうしたほうがやりやすいよ、と、テクニカの部分もくまなく指摘してくれる。
「僕がいなくなっても君たちだけでちゃんと練習できるようにしないと意味ないからね」っていって、何回も繰り返し、丁寧に復習してくれる。
本当に素晴らしい先生だなぁ~と思った。
今まで受けたスペイン人のクルシージョの中で、かなり教え方うまい先生だった。
(ダビ先生は、しかも人柄もすごく良いんだと。非常に勤勉で真面目らしい。なんかそういうの教え方に出るね)
私、そんなにスペイン人のクルシージョ行けてないけど、今まで行った中では、ラファエル・カンパージョも教えるのうまいなぁ、って思った。
ダビみたいなテンションはないけど笑、すごくみんなをみて、たくさん注意してくれる。すごく繊細に音一つにもこだわる感じ。教えるのきっとすごく好きなんやろうなぁって思った。
でもヒターナのクルシージョは、ちょっと違う気がする。
比較するものではないけど、ファナとか、コンチャとか、やっぱりヒターナの人ってのは、もう踊り=生き様を見せにきている、そんな気がする。
私を見て盗んでね、って。
口承芸能。まさに。
コンチャに何を習いに行ってるんやろう、って考える時がある。だって、あの人たちにはどうやったってなれない、、、何もかもが違いすぎるから。
あの人たちの振付こそ、自分に落とし込むことはほぼ不可能といってもいい。
あの人たちの振付は、振付じゃなくて、日常だから。
じゃあ、何のために行ってるんやろう?
答えは、やっぱり、「アイレ」。これにつきる。
あれにふれたい、さわりたい、におぎたい(全部変態っぽいな)、感じたい、そんな感じ。だって、彼らがフラメンコだから。
また今年も行くしぃ~!来週です!
ともかく、この3日間、充実したクルシージョでした。
ダビ先生、来年も受けたいって思い、幕を閉じました。